リッツ・カールトン香港で飲茶
いくら美食大国香港にいても、学生という身分では奮発したご飯になかなかお目にかかれない。
香港への観光客は「中華圏としての香港」を楽しみにくるが、香港にいる人の実感する香港イメージとは少し乖離している。これを特に強く感じるのは、旅行者の「中華料理」を食べたいという要望を聞いた時だ。もちろん香港には広東料理や上海料理をはじめとする中華の有名レストランが揃っている。しかし、香港にくるにもかかわらず香港料理があることを知らず、日本でいう「中華料理」の上位互換や高級食材だけを期待してくるのは違和感がある。それなら半額で食べられる中国本土に行けばいいのに。
せっかく香港にくるんだから、有名ホテルの中華だけでなく、街中のパイナップルパンや茶餐店の鴛鴦(ユンヨン)茶、焼味(ロースト)、米線なんかを試してみてほしい。
3週間前くらいに電話して予約。
船が浮いていていい眺め!
開放感があって落ち着く。年齢層は若め(20代後半から50代前半くらい?)
ディムサム(飲茶)が食べたいということだったので飲茶メニューを注文。
なんにでもイベリコ豚、鮑、フォアグラが絡んでいる…!一品3〜4人分で90〜140HKDだ。
菠蘿包(パイナップルパン)に肉とパイナップルの入ったもの。添好運はこれで有名だけど、そちらのものとは別物だった。パン生地がもっちりしていておいしい。
蘿蔔糕(大根餅)と貝柱。普通の味。
蝦(海老)腸粉。海老が直径5センチくらい、厚みもあってプリプリ!腸粉の常識を覆された。
イベリコ豚腸粉。豚の脂っぽさと腸粉の柔らかい皮の相性はイマイチ、ボンヤリしている。甘めの醤油はおいしい。
海老餃子たけのこ入り。金粉がついていると海老餃子の宝石のようなつぶらな艶やかさが強調されてかわいい。
叉焼包。生地がシフォンケーキのようにフワフワもっちりでおいしい!
これにタロイモペースト入り馬拉糕、チャーハンを注文。写真忘れ。わたしはタロイモの甘さが苦手だったのだが、これは甘さ控えめでおいしかった。
クッキーとタロイモムース?がついてきた。
これで満腹、一人3000円程度だったよう。
普段は一品20ドルくらいのディムサムばかり、至れりつくせり高級飲茶は落ち着かなかったが、目を楽しませる料理は久しぶりで面白かった。