政府機関訪問とローカルおおみそかの手作り蘿蔔糕
午前中は商工会の関係で香港への企業進出支援をしているinvestHongKong、香港から世界へ展開する支援をしているHongKongTDCという二つの政府機関を訪問し、日本企業がどのようにこれらを活かせるか考えるため聞き取りに行った。
授業でもないのに1.5時間話を聞いたり質問するのは大変だったが、とても面白かった。私は学生で実務経験がないので、実務経験豊富な会長の質問内容に驚くばかりだった。
そこから北角近くにあるローカル友達Dのお宅へ。(香港にしては)広い!静かでゆったりとしている。D母は料理が得意なので、ここで大根餅(蘿蔔糕、ローバーゴウ)を教えてもらって作った。大根丸3本を使う。
香港のお家の特徴としてキッチンが細いことが挙げられる。間取りの余ったスペースに差し込んでいるのかと思うほどに、これまで訪問した3件ともすれ違うことすらままならない狭さだった。だが、ローカルはどの家にも大きな中華鍋がある。
ただ、家族のある家庭でなければ料理はあまりしないのでキッチンが小さくても問題はないよう。
のちのち冷蔵し、切って焼いた大根餅。
Dの部屋がポスターだらけ、バスのレプリカ(香港は鉄道よりバスオタがメジャー)が置いてあるいわゆるオタ部屋で笑った。
その後近くの親戚の家へ移動し、福建式の正月ご飯をいただいた。ピーナッツ粉、海藻、春雨や海鮮、豆腐などをチャパティのような生地にのせて巻く。
とてもおいしかったがボリュームが多いので二本で満腹。
10人近い親戚のうち2,3人が料理をし、残りの皆は食べながらぼんやりテレビを眺めている。日本のいつもの年末年始を思い出した。
初めてテレビを見たのだが、最初テレビドラマは20年前の再放送かと思った。違ったのだが。セットで化粧の濃い人たちがわちゃわちゃしている。香港のテレビはありえないつまらなさらしい。
広東語の話をしていて「ピーナッツが好きです(我鐘意食花生)」は、他人の不幸を喜ぶという意味もあると知った。みんなで食べる落花生を隣の分までとるというところから来ているらしい。
紅磡(ホンハム)トンネル前、車がとんでもない量だった。橋の上から左右を眺めた紅白の対比が美しい。