ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

マナー

コミューナルディナー、立ち上がって威風堂々の一節をきいて座り、そのあと10分以上料理を前に連絡事項をきかなければならないのがつらい。広東語だと何言ってるかわからないし。

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メニューは先週と半分同じで半分違った。ごはんは土鍋で炊いたものだけど、量がだいぶ多い気がする。1人一つの器なので、おかずと米とスープを一皿でやりくりするのが難しい。肉の骨のやり場に困る。本土中国のひとは机にどんどん置いていたけれど、それをする勇気はない…

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最後月餅が配られた。電車の広告で見ていた中にオレンジ色のあんずのようなものの入った月餅があったのだが、それは卵の黄身だった!しかもしょっぱい。月に見立てているのかもしれないが、あまりに味がミスマッチなのでそこだけ取り除いてしまった。

特に食事に関するマナーは国によって異なり、その行為自体と本人の人格にはなんら関連はないのだが、正直なところ「行儀が悪い」と不快に思ってしまう時もある。それこそ社会的文脈に縛られている証なのだが…。例えば韓国では食事中、利き手でないほうは机の上に出さず、座り姿勢の場合片膝立ちになることがマナーとされている。日本文化からすれば犬食いとして注意される行儀の悪い行為だが、向こうからすると日本人が両手を添えているほうがキモチワルイのだろう。

不快感を無くすのは難しいまでも、その行為が本人の人格や人間性とは関係がないと認識できることがまず大事なのではないか。そして更には郷に入れば、というようにそれを知っていこうとする姿勢を持つ必要があると思った。韓国の例で言えば食器が金属製だから熱くて持てない、それゆえに左手を添えない文化が成立した可能性もある、このように着目していくと受け入れやすくなるかもしれない。


……とは言ってもやはりお国柄はある!!フロアのシャワーやトイレ、キッチンの使い方が汚すぎて信じられない!!綺麗に使え、こういう風に使えって張り紙があちこち貼ってあるのにどうしてその通りにできない??