ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

香港で野菜をとるのは難しい

この私でも野菜不足すぎて不安になり、校内のスーパーに野菜を買いに行った。ネパールでかろうじて、ケバブと餃子の具とかそういうかなりミクロなレベルで野菜を摂取したのを最後、香港では意識しなければ全く野菜をとれない。

学内スーパーがリニューアルしてとても広く綺麗になっていた!

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野菜の種類の少なさは相変わらずだけど…なぜ玉ねぎがないんだ(普通のスーパーにはあるもの)。その野菜でピロシキとかぼちゃスープを作った。

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そして年末大掃除ということで作りかけの粘土手乗り蒲田くんの背びれを作った。

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腹這い同士ご対面。一気にリアルになった。年内に彩色できるかな…

ルーミーにもらったワイングラスを初めて使ってみる。留学でオンライン飲み会という技を獲得した。

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ようやくローグワンを見た

今日こそは良い1日にするぞ!と思い立ってお出かけ。日本へのお土産探しとローグワンを見るという大きな目的がある。

クリスマスも終わったことだし、と思ったが、街はデコレーションされたまま。香港はクリスマス〜年末休暇があるのに加え観光客が大勢いる。韓国人が目立って多い。いまだクリスマスデコレーションの前で写真を撮っている人や、トナカイカチューシャをして歩いているひとがたくさんいるのは不思議だ。

人は多いが車は少ないので街が妙に静かで落ち着いている。快適。

PMQに来たがいいお土産は見つからず、カフェに入る。

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少し高くても、雰囲気の良いカフェに入ると心が落ち着いてリラックス、リフレッシュできる。生活に必要不可欠な場所だ。

銅鑼灣の時代廣場にあるUAcinemaに来た。

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席は中央部分の半分は埋まっている。香港は2Dが少なく3Dでも値段がほぼ変わらないので、3Dで見ることに対する特別感は薄くなった。

ローグワンは様々な方面でテンションを引っ張られて疲れたけれど良かった。

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露店の五種類の牛肉という煮物。内臓系4つと冬瓜が味噌のような鶏ガラのような、独特のスープで煮込まれている。それとタピオカミルクティーでお腹いっぱいになってしまった。

クリスマス逃避なら徹底して避けるべきだった

母親に頼まれたランプを買いに朝から街へ。やっと土地勘がついた頃に去るのは少し寂しい。適当な金物屋でランプをゲット。

デリー空港までの道は渋滞で全然進まず…。空港では荷物検査を3回も通った。そのわりにボディーチェックは緩いというかポケットの物も指摘されない。ともかく無事カトマンドゥからデリーへ移動できた。空港で10時間耐久だ。いままで入れなかったWi-Fiに入れたので快適。1ターム40分で切れちゃうケチケチだけど。

寝る姿勢になれるソファでうだうだと時間を潰し、ようやくフライトの時間になった。

香港に着くとクリスマスのデコレーションがあちらこちらに施されている。人も多い。少々メンタルにくる…いっそクリスマスまるまる、浮かれた空気の微塵もないネパールにいたほうがよかったかも。ネパールではニット店にサンタ帽があったり、イエティのポストカード、実はサンタコスしてたり、そのくらいだ。

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仕方ないので前から食べてみたかった沙田改札横でいつも良い匂いを漂わせているシュークリームの店Chrox creamでチョコシューを買い、ベネツムと一緒に食べた。

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アイドルや2次元キャラとご飯を食べる人の気持ちが初めてわかった。時差でなかなか眠れないし、起きたら昼だしリハビリが大変。

ネパール4日目・バクタプル

カトマンズ中心部から車で30分程度にある世界遺産の街バクタプル(Bhaktapur)を半日観光した。

ダルバール広場。ダルバールは王様という意味らしい。

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王宮の門。衛兵がいる。

この広場は地震による崩れがひどい。観光には差し障りないけれどあちこちレンガと砂の山だ。レンガを投げてパスするお兄さん、石を磨くおばさん。逆に中世の建設中まで時代を遡ったかのような感覚に陥る。

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街全体が赤レンガののどかで落ち着いた場所だ。映画のセットにいるよう。とても気に入った。

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すぐ近くのトウマディー広場(Taumadhi square)へ。ニャタポラ寺院(Nyatapola mandir)大きい!上まで登って街を見渡す。

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この街はレンガ造りなだけあって陶芸が有名らしい。陶工広場(pottery square)では地面に壺が干してあった。

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広場に腰掛けてこの街の名産のズーズー・ダウ(Ju Ju Dhau/King curdとも言うらしい)ヨーグルトをいただく。

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おいしい!日本のチチヤスみたいな甘いヨーグルトに、もっと牛乳のしっかりした味わいを加えた感じ。

そこから少し離れたタチュパル広場(Tachupal square)に向かう。街並みを見るだけで楽しい。

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偶然迷い込んだ住宅地、レゴの家を子供ががしゃんと壊したかのようで痛ましい。

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木彫美術館の裏にある孔雀の窓。地味な路地にこんなものがあるなんて!

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どこも広場周辺にはルーフトップカフェが多い。トウマディー広場に戻り、見た目も可愛く眺めもよさそうなThe marcopolo restaurant に入る。

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外の席はつもった埃がすごいけれど、眺めもよく、ケバブは美味しかった。

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ラッシーはクリームチーズを攪拌したかというくらいクリーミーだった。

それにしてもトレッキングルックの西洋系の人が多い。日本人は1日一回遭遇する程度。

背後には山、空はすっきりと晴れ渡っている。

ホテルに帰ってからお土産もの探しに街をうろうろしたのたが、金物屋が可愛すぎて…金物屋の写真ばかりとってしまった。鍋やランプをぶら下げてるのかわいい。

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コインの木と呼ばれるモニュメント。木に見えない…

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歯痛を治す神様が祀られているため近辺には歯医者が多い。しかし看板に入れ歯のイラストがあったり、入れ歯が棚に雑然と並べられているのは奇妙な光景だ。

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ネパール、マネキンが怖い。

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イケメンだけど首に紐…

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いままでは日が暮れたらホテルに戻っていたけれど、今日は少し散策した。最後の夕食は絆のカツ丼をテイクアウト。みそ汁を祭りの金魚みたいに渡されたので、コップで飲む…そしてエベレストビール!味は至って普通(変でも困る)。

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この旅行でカトマンドゥ盆地にある7つの世界遺産のうち6つを巡れた。当初は映画ドクターストレンジの聖地を巡るつもりで、それ以外のことにはあまり興味がなかった。しかし街全体が映画の世界で十分満足したのはもちろんのこと、ヒマラヤ・エベレストを眺め可愛らしい街並みを思う存分散策でき、予想をはるかに上回る充実した旅となった。

地震の影響が随所に見られたので(観光には差し障りないが)一刻も早い復興を祈るばかりだ。余震に苦しめられたという彼らの気持ちは東日本大震災を経験したわたしもよくわかる。

遺跡が残り、宗教が根づき、観光に頼り、バイクと車の増えてきたというこの国が、今後どのように変化していくのか注目し続けていきたい。

ネパール3日目-エベレストを見た!そしてドクターストレンジの聖地パタンへ-

5時過ぎに宿をでていざエベレストへ!空港からでている小型飛行機に乗ってヒマラヤ山脈を見に行く。

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フライトの時間が6:15と書いてあったのに、空港でカウンターに人もいないしどうしたらいいのかわからない。その時間を過ぎてようやく人が現れ、聞いてみると7時が最初のフライトだから待つようにと言われる。本当に乗れるのか著しく不安だ…待合室は寒いし。

時間になると、フライトナンバーが呼ばれ無事乗ることができた。

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朝日が美しい。

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すぐに山の連なりが見えてくる。

そしていよいよエベレスト!ここでターン。

フライトアテンダントさんが親切にひとりひとりに山々の名前を教えてくれた。

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こうして見ると普通に見えるけど、富士山だって雲の上に突き出るか出ないかくらいなのだからいかに高い山脈かがわかる。

降りるところで証明書をもらえた。

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一旦ホテルに戻り、朝食。これでまだ8時半。バイキング形式でネパール料理など色々楽しめる。とてもおいしい。

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出直してタクシーをチャーター、まずはボダナート(Boudhanath)へ。

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白く輝くストゥーパをホテルやお土産物屋の入った建物が囲んでいるのだが、この建物の可愛いこと!色味やデザインが日本では見られない独特のセンスだ。

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ディズニーランドっぽいけれど絶妙にオリエンタル。ストゥーパの石段に登ることができる。青空にはためく旗の連なりと白い半球が眩しい。

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その近くにあるパシュパティナート(Pashupatinath)は、全く雰囲気が異なる。

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ここはネパールのヒンドゥー教徒にとって、メッカのように一度は訪れなければならない場所だという。以下ガイドについてもらったため覚え書きも含まれる。

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寺院にはヒンドゥー教徒しか入れないが、その横を流れる川岸からはもうもうと煙が立っている。死者を燃やす葬儀を行っているためだ。

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死者を燃やすのは清めるためだという(だから生後数ヶ月の赤ん坊などは燃やさない)。かかる時間は3時間程度。死後9時間以内に焼くので煙が臭くないという。仏教徒の葬儀も行うがヒンドゥー教の場合女性は遠ざけられる。かつては旦那が亡くなった場合妻が共に死ななければならなかったけれど、現在では逆に一緒に自殺しようとするのを防ぐためらしい。

オレンジの服を着せ、化粧をし、献花する。

絶え間なく死体が運ばれ、燃やされていく。灰は川に掃かれる。燃やす仕事は身分が高くないとできないというのは驚きだ。

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対岸では葬儀を受け付ける人が座っている。

川の上流の火葬場のほうが王(今はない)政治家、下流に行くにつれ階級が下がる。この先はガンジス川

川岸には死を待つ人の家がある。

当初死体を燃やしていると聞いて少し怯えたが、実際はもっとポジティブなものだった。燃やす理由もそうだし、作業的に行われていることもある。とはいえ、遺族であろう人の泣き声が聞こえるとヒヤッとしてしまう。死に対する意識はひと、宗教によって様々だ。救われたいと願うひとが宗教にすがるのだから死後は明るいと説くはずだが、それでも人との離別は耐え難い痛みを伴う。

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女性器と男性器を象ったシヴァ神の象徴シヴァリンガ。先は北を向いている。ヒマラヤのある方角だ。出産などのおりに訪れるという。

ヒンドゥー教では女性は全く蔑視されないか、むしろ上だけれども、それとは別に教育等の面から職につけず女性の地位が向上しないという。

写真はチップがいるので撮らなかったのだが、鮮やかな顔をした修行者が座っている。顔に死者を焼いた灰をつけ、マリファナを吸っている。普段は自生しているものを取りにいくらしいが、年に一回シヴァの祭りでは売買が合法化される。

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この寺院はかつてのイスラム軍によってだいぶ破壊されてはいる。地震の影響も大きい。

徳を積むためにハトに餌付けするのはいいけど衛生面は考えたくない…あとフンと羽根。

ここからしばらく移動してパタン(Patan)へ。

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パタンのダルバール広場はとても美しかった。ただ地震の影響でどの建物も半壊か修理中だったので完全な姿が見られなかったことは残念。日本も援助していると看板に書いてあった。

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ドクターストレンジに使われている建物も工事中で同じ角度からの撮影は断念…!公式の画像と照らし合わせるとよくわかるのだが、上の画像の右の建物の裏に立つと、下の画像が背後にあって同じようになるのだ(わかりづらい説明…)パタン最初の写真のほうがわかるかな。

ガイドのキャッチがすごい。とりあえず断って昼食をとることにした。広場をつっきったところにあるcafe du templeのルーフトップへ。建物も可愛いし、屋上から広場を一望できて心地よい。(パタン最初の写真はここから撮った)チベット料理のモモとマサラティーを注文。

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一息ついてから広場に戻る。

鍋や調理器具のついた寺院。

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旧王宮の中は昨日同様落ち着いている。精巧な木彫りは見ていて飽きない。

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おそらくドクターストレンジの館や練習していた広場のイメージはここから持ってきたのだろう。回廊型で石畳の広場だ

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二階は美術展示スペースになっていた。

広場で唯一石造りの建物。

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そこから反対側のパタンの門まで歩いていく。日本人の経営するお土産物屋に寄ったり、子供が遊ぶのを眺めながらゆっくりと路地を歩く。

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カトマンズの道にはよく日陰スペース(パティ)がある。ストレンジの映画でも門前払いされた彼が座っていた。

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ここで昼寝をしているひとや話し込む女のひとをよく見る。

四角い池もよくある。

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パタン・ゲートを目指して歩いていく。道中にいくつか広場もある。落ち着ける公共スペースが多いのはゆったりしていて良いと思った。

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こんな顔の狛犬はいやだ

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どうしてGFの入り口がこんなに小さいんだろう!

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いくつか学校の前を通ったけど、どこも学生の名前顔写真点数成績が貼り出されてる…!これを見てネパールに生まれなくてよかったと思った…。

砂塵のせいか鼻水が出るようになった。マスクしてるんだけど、花粉症のようにズルズル止まらない…

カトマンドゥ2日目

時差が香港と約2時間、日本からもどんどん遠ざかっている。10時前に部屋を出て近くのベーカリーpumpernickel bakeryへ。香港ではないペストリー系がある…!値段はそこそこだが、東南アジア特有の緑が多く開放的で居心地のよいカフェ。

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カトマンドゥ、ベーカリーカフェが多い。香港には全然ない…なぜ…

そこからホテルで明日のマウンテンフライトを予約し、いざ町歩きへ!

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なぜフラッグが渡してあるのだろう。

道はとても狭く一車線な上に、端の方はコンクリや土が溝になっているので歩きづらい。やたら水も溜まっている。大通りはバイクとタクシーのホーンがうるさい!砂埃と排気ガスで空気が煙っている。

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埃がすごく部屋に帰って見たらズボンのシワに溜まっていた。マスクは必須。

野良犬もとてもたくさんいる。しかも犬種が豊富で、コーギーやレトリバー、プードルのようなのまでいる。コルカタのように牛はいないので、犬のフンにだけ要注意。

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街のエネルギーに圧倒され、ドキドキが止まらない。生命力を注入されすぎて自分が爆発してしまいそうだ。

声かけてくる人もいるが、スルー。こんなとき自分が屈強な男だったらなぁと思う。何にも臆することなくいられるのに。

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ところでカトマンドゥの街並みはとっても可愛くて面白い!!GFは入り口の天井が低く、屈まないと入れない。建物はカラフルで、伝統的な風に彫り物がしてあるところもある。ほとんどの建物が3〜4階建で、二階は窓ではなく細かい木彫りのことも多い。一つの階の高さが低いので、セットに迷い込んだよう。

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洋服や布、金物をみっちりぶらさげている店が多く目に楽しいが、それを楽しむ余裕もないくらい狭い道をバイクと車と人が行く。砂塵が舞う。電線はぐちゃぐちゃにまとめられ、伸びている。(これは香港でも見られないことはない。)

Dr.ストレンジが迷ってウロウロしてしまうのもわかる。そして裏道で…危険な目には合わないようにします。

マネキンは基本イケメン美女だけど、これは怖い。

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ホテルのあるタメル地区のタメルチョークからくだって、タヒティチョーク、アサンチョーク、ダルバール広場へ。チョークのある場所は道の分岐点で、3又4又になっている。チョークは意外と小さい。

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これは寺院。

全方位から全方位へ人とバイクが不規則に動くので混沌としている。信号は偉大で高度な文明だったのだなと気付いた。

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ダルバール広場で入場料を払い見学。ここは世界遺産なのだ。ところでさっきから、ハトが異常に多い。どの屋根にも所狭しととまっては飛んでいる。

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とりわけこの広場ではエサをまく女の人がいるので、とんでもないことになっている。鳥インフルエンザのことは考えたくない…ハトはヒンドゥー教で神に仕える鳥だから餌付けして徳を積むらしい。

昨年の地震のせいで倒壊した建物も多い。れんがや木彫りがあちらこちらに積まれている。

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ここにあるジャガナート寺院は少しドクターストレンジっぽい。塔は五行を表し、特に風を示す赤い布はひらひらと揺れて青空に映える。横で歌を歌う女性の集団がいた。

旧王宮の中に入ると途端にすっと静かになる。

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ここの木彫り窓は本当に見事だ。

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細かすぎて写真には収められないのが歯がゆい。観光客とガイドのみで、ゆっくりと堪能できる空間だ。修復のための作業が行われていたが。

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恐怖の神カーラ・バイラヴ。

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クマリの館。女神クマリの化身として崇拝される少女が住むという。

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入り口の獅子?狛犬?に胸があるのも面白い。木彫りの窓が凝っている。

宿の近くに戻って、日本料理店「絆」へ。

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4ヶ月ぶりのすた丼がしみる…!

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店があるのは表通りから少し入ったところなのだが、迷い込んだような路地と解放感の共存する、とても居心地のよい空間だった。

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宿の屋上から街を展望できる。ソファもあってくつろげるルーフトップだ。

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タクシーでルーフトップからも見えた、小高い丘にあるネパール最古の仏教寺院スワヤンブナート(Swayambhunath)へ向かう。参道は下から続いているが、わたしはほとんど頂上のあたりから階段を登った。

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ブッダのこの顔も見慣れてきた。高校の世界史教師がこの顔のスタンプを持っていて、大学受験前に手帳に押してくれたのを思い出した。そのお陰で合格したかもと思うと急に信心深くなりそう。

ここから夕焼けの映えるカトマンドゥ盆地を一望するととても清々しい。

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4階建程度のカラフルな建物がひたすらに続く街だ。

この寺院はmonkey templeとも呼ばれており、サルだらけ。

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一生分の徳を積むべくマニ車を回しまくった。

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カラフルにはためく旗、よく見ると全て文字がプリントされている。

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カトマンドゥへ!

今日はひたすらに移動の日だ。

大学から空港まで1時間かからないのはとても便利。寮をでてすぐメイクアイテム一式忘れたことに気づいて引き返したけれども…

飛行機に乗った瞬間、インドに行ったときのあの独特な匂いが押し寄せてくる。インドに行ったのは2年半前だけれども、日本や香港ではほとんど決して出会えない感覚に、これだよこれ…!と高まってしまった。インドはハマる人と二度と嫌だという人に二分されるとよく言われるけれど、知らぬ間に私はハマる人サイドになってしまったのか…

機内食はノンベジのインディアンを選んだのでカレー。チャパティはバターリッチでパイ生地のよう、とてもおいしかった。

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フライトは6時間。進んでも進んでも中国といった感覚だ。映画を二本見ながら寝たりしてようやく乗り継ぎのデリー空港へ。デリーは午後3時半なので夕日が差している。以前もここで乗り継いだので色々のことを思い出した。フリーWi-Fiが通じないこと、フードコートのマックで同じフライトだった日本人と話したこと…

今回もWi-Fiはやはり通じなかったので、諦めてネパールのプランを練る。

5時間の待ちを経て今度はカトマンドゥへ。今日は一日の物理的時間が伸びていて変な感じ。27時間19日している。お腹が空いてきたけど、さっき使えたクレカが今はdeclinedされてしまった!他の店に行ってもそうなったので何か問題があるらしい。クレカはよく使えなくなるのでいつも使えるかヒヤヒヤしてしまう。厄介だ。

結局ご飯がでたので安堵。

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銀紙に包まれたキットカットが普通みたい。なんでだ。

この便が最終便なのでトリプバン国際空港はスカスカ。入国審査と同時にビザ申請をする。ビザ費用徴収のおっちゃんと旅行者のおばちゃんが「この便が最後なんだよ」「じゃあ早く帰りたいでしょ」「そうだね、ハハ」と会話している。

空港を出たところはタクシー運ちゃんと空港警備員の激しい攻防が繰り広げられている。ホテルに迎えをお願いしたのだが見当たらない。仕方なくキャッチにつかまって行った。夜も明るい香港からくると、明かりはホテルの看板だけで真っ暗、道に車はほとんどおらず野犬の声が響いている。まだ換金してなかったので後払いにしたが最後、ふっかけられてしまった。そういう世界なので交渉しつつ結局高いまま…

夜は冷え込みも激しいし、部屋はキーを差せば電源が入ると知らず凍えながら寝た。