ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

香港でも期待値大の「你的名字。」

ようやく「君の名は。」を見れる!駅にもポスターが大々的に貼ってあり、香港での期待値も高いことがわかる。

友達とその先輩社会人と行くが、その前に明日誕生日のルームメイトのプレゼントを買いに沙田へ。本屋で香港のフォトブックを探すがあまりない。店員さんに聞いてみたが少し高い本しかない。よさそうな本はサンプル品だった。諦めて本屋をウロウロしていると、先ほどの店員さんが、サンプル品を格安で売ってくれるという!ラッキーラッキー。

映画は、チケットが大学の漫研経由で販売していたものなので大学のひとだらけ。知り合いにも遭遇して笑った。既に2回目の人も多い。監督が香港に舞台挨拶に来ていたのでサイン入りパネルが置いてあり、若者が興奮気味に写真を撮っている。ファッションや髪型も日本意識な人が多い気がする。

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日本で大ブームとなり、何度も劇場に足を運ぶ人が多いというので期待しすぎたのかもしれないが、ハマれなかった。キャラや作画、展開のテンポはとても良くて本当に大満足なのだが、ただ、単にそこまで思い入れできなかった。二人の会えるか会えないかというすれ違いにはがんばって、って思うけど恋愛になる意味が全くわからなくて、そこで一気に作品との距離が開いてしまった。

ちなみに字幕は英中ダブル字幕。歌の歌詞も字幕で出ていたので親切だなと思った(この映画では歌の歌詞も大切な役割があるので)。

普段ならエンドロールを見ない香港人も、ここでは座ったままで、終わったあと拍手がおきていた。

新海監督作品は都心、自然、高校生、なんでも日本を美しく描いてしまう。トンデモ日本プロパガンダ映画なので、日本憧れの強い香港の若者が変なイメージを持ってしまわないか余計な心配をしてしまう。そして自分も同じく東京が懐かしくなってしまうのだった。

今日はルーミーがいないので、ビールを買って帰る。たまにひとりになれるのはやはり嬉しい。明日に備えて部屋をデコレーション。ハートの風船は膨らますのが思いの外難しかった。自画自賛に浸った。かわいいぞ。

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