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ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

斜め上の非日常マカオ

凄まじい雷鳴と音で目が覚めた。悪夢かと思って飛び起きたら土砂降りで空が度々光っている。フェリーは出るのだろうか、でなければ休めるけどお金が…などど考えていたが7時には小雨になっていたので決行。

友達とそのルーミーとその友達、みたいな感じで5人行く予定が、それらを繋いでいたズーイが本土中国出身でVISAが必要なことに今朝気づき、行けなくなってしまった……チケットも取っていたのに!悲しすぎる。

日本のパスポートは世界一通用するということをここにきて痛感する。韓国の子も本土中国に行くにはパーミッションが必要と言っていたし、近隣の国でさえ観光もままならないのかと思うと複雑な気持ちになる。

尖沙咀にあるフェリー乗り場にも免税店がある。

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爆睡ののち1時間後マカオへ到着。高い建物が何も見えない景色が久々で違和感すら感じる。マカオは二つの島からなるので、メインの島へ各ホテルの出している無料シャトルバスで移動する。バス内も無料Wi-Fi!整っている…

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少し歩くといきなり仰々しいカジノとホテル街が!中国人の大好きな金と西洋を無理やり意識したようなゴテゴテした色味の取り合わせ、絶妙にセンスが悪い。

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それぞれのホテルがいかにお金をかけるか競っているようで、ゴージャスを越えている。落ち着かない。その空気感が独特で面白いのだけれど。更に歩くと旺角のような下町が続く。50メートルおきくらいに周大福とかジュエリー店がある。手近なところでポルトガル料理を食べた。カリッと焼けたパンが久々で嬉しい。

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既にリゾート満喫した気分になった。

ここではマカオドルと香港ドルが同時に使われている。お釣りはマカオドルのことが多いので少し困る。

天気はすっかり回復し、長ズボンでは暑い。店から少し歩くとセナド広場に着く。

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あまりにも無計画だったのでガイドブック通りの王道ルートで回ることにした。みんなガイドブックすらもっておらず、わたしのものだけが頼り。さらに自撮りに余念のない韓国人と、マイペースな台湾人だから計画性命の日本人二人が必死に考えることになる。

洋風な街だけれども色味が相変わらずヨーロッパとはどこか違って、ディズニーよりはUSJのような雰囲気だ。

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聖ドミニコ教会。久々の教会に落ち着く。

洋風な建物のGFは香港にある大手ドラッグストアや服、スポーツブランドが並ぶ。国慶節だったせいかわからないけれども本当に人だらけ。

モンテの砦、道を間違えてSOHOの比じゃない急斜を延々登った上にあったので納得した。大砲台が並び、射すのはカジノ街。

エッグタルト、薄い肉片、クッキーという名物のお店も多い。鉅記というクッキーの店がこれまた50メートルおきにある。旺角にも支店があるのを知っているが…

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マカオといえば聖ポール大聖堂。思ったより分厚い。

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その下も延々人混みが続く。

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バスに乗ってタイパのさらに下の地域、コロアン村に行こうということになった。エッグタルトの元祖の店があるという、開発の手の伸びていないのどかな地域だ。やっと見つけたバスで一時間、のどかな場所に着いた。

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丘の上に風車が光っている。

エッグタルトのLord Stows Bakeryに併設されたカフェで休憩。

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カフェもかわいくて、タルトは香港と違いパイ生地。さくとろでおいしい。

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みんなでやっと落ち着いて話ができる。韓国では40%が整形しにいくらしい。友達と行くと割引になるからみんなで行って目を整形したりするそう。だいたいの親は大賛成。また高校生からみんなメイクし評価しあい、そのプレッシャーがとても強い。反対に台湾では大学生になっても全然メイクせず気楽だという。

二人以外にも様々な中国本土、台湾、韓国、香港の学生を見ていて、女の子はわりと見分けられるようになってきた。韓国人はメイクや肌から一目瞭然として(むしろその中で見分けがつかない)、香港の人は骨格が細長くて髪が黒い直毛。それに比べると本土中国のひとは大柄。台湾の人は、本土中国にしては身なりに気を遣っているな、態度や仕草が丁寧だな、と感じるひと。ちなみに日本人の特徴は、童顔、前髪がある、目が丸い、メガネがアラレちゃんメガネや太い黒縁でない、など。

ポルトガルのお菓子で有名とガイドブックに載っていたセラドゥーラをお土産に買ってみた。チーズケーキみたいな味。

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ホテルやカジノのあるほうに戻ると、すっかり暗くなって豪奢な建物群に囲まれる。USJを5倍にしたような、街ごとテーマパークで楽しい。舞台セットで生活しているような感覚だ。シェラトンなど有名なホテルもあるのだが、ここでは全てマカオ仕様の派手なことになっている。

parisianというホテルのエッフェル塔、ピンクや虹色にギラギラ光っている。間接照明という概念はない。

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隣のヴェネツィアンは、外にも中にも水路やゴンドラがあることで有名だ。

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青空に洋風の建物、ヴィーナスフォートや川崎のチネチッタに似ている。あるいはサイゼリヤ…GFは金ピカの廊下と高級ブランド店、そしてカジノ。天使がいっぱい飛んでる。

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フェリーの時間が迫るなかシャトルバス乗り場に行きたかったのだが、広すぎて迷いまくった。本当は噴水ショーや国慶節の花火をマカオで見たかったのだが、フェリーのチケットがなかったので今回は断念。消費と愉悦のためだけに作られた街は、これでもかと資金を惜しげもなく投入している様子がいっそ清々しい。エンターテイメントの世界観に圧倒されて負の感情は消し飛んでしまう。その狂った自分に違和感を感じる間もなく、眩しすぎる非現実が流れ込んでくる。21歳を越えたらまた来たい。

香港に着いたら、ちょうど9時で花火が始まっていた!フェリーターミナルが尖沙咀なのでちょうど香港文化中心の裏の道から花火が見えた。海のほうに行くとSalisbury roadからは人がぎっしりで、かえって後ろにさがったほうがよく見える。

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25分程度で花火が終了するとMTRは激混み…かと思いきや、駅に入るまでの誘導さえクリアすれば電車はスカスカ。