政治風刺とキャラと食の総合アミューズメント、花墟
銅鑼灣のビクトリア公園でやっている花市場に行ってきた。日本のお祭りのように屋台が並んでいるのだが、半分は生花、もう半分は食べ物やキャラクタークッションなどグッズ。屋台を出しているのは中学校や大学のサークルから、政党、教会まで様々な団体だ。
キャラクター大好き香港人らしいアイテムたち。ライセンスは全く無視だろうけど。
政党は言論の自由とか民主自決とか書いたグッズを売っている。日本なら「ストップ!改憲法案」とかになるのだろうか?
次期立法長官に立候補している人が来ていて人が群がっていた。
政治風刺の色がとても強く、香港の政治を知っている人ならクスッとしてしまうようなグッズがある。ランチョンミート模様のクッションとか。知らない人からしたら全くわからないが(わたしもわからない)。天安門事件の真相という写真ブースなんかもある。
そういえば大学にある自由の女神像は、もともと天安門広場にあった女神像を作ったのと同じひとの作品らしい。
毎年立法長官が視察にくるのだが、ここ数年は風刺が多すぎるせいか来ていないという。
モノを売るのに壇上で話す人。
頼んだ言葉をかいてくれるブースで万事上手くいくよう書いてもらう。
気前のよいおじさん、わたしの名前をきいてもう一筆名前を含めた四字熟語を書いてくれた。偶然だが自分とゆかりの深い人の名前の字が2つ付け足されていて驚いた。
書いてもらった紙と、配っていた金魚を机に飾ると華やかになる。
すあまのような食感で優しい甘さの砵仔糕。
ピーナッツ餅。どちらもおそらく上新粉で作られている。日本の伝統菓子より柔らかめの食感、控えめの甘さがおいしい。
お祭りを楽しんで、點點心でディムサムを食べ、今日公開のLALALANDを観た。あまりの多幸感に開始10分で涙し、そこからまたフワフワと陶酔感に包まれ、一瞬も気の抜けることなく引きこまれていた。それ以来ララランドのサントラしか聴いていない…