ネパール4日目・バクタプル
カトマンズ中心部から車で30分程度にある世界遺産の街バクタプル(Bhaktapur)を半日観光した。
ダルバール広場。ダルバールは王様という意味らしい。
王宮の門。衛兵がいる。
この広場は地震による崩れがひどい。観光には差し障りないけれどあちこちレンガと砂の山だ。レンガを投げてパスするお兄さん、石を磨くおばさん。逆に中世の建設中まで時代を遡ったかのような感覚に陥る。
街全体が赤レンガののどかで落ち着いた場所だ。映画のセットにいるよう。とても気に入った。
すぐ近くのトウマディー広場(Taumadhi square)へ。ニャタポラ寺院(Nyatapola mandir)大きい!上まで登って街を見渡す。
この街はレンガ造りなだけあって陶芸が有名らしい。陶工広場(pottery square)では地面に壺が干してあった。
広場に腰掛けてこの街の名産のズーズー・ダウ(Ju Ju Dhau/King curdとも言うらしい)ヨーグルトをいただく。
おいしい!日本のチチヤスみたいな甘いヨーグルトに、もっと牛乳のしっかりした味わいを加えた感じ。
そこから少し離れたタチュパル広場(Tachupal square)に向かう。街並みを見るだけで楽しい。
偶然迷い込んだ住宅地、レゴの家を子供ががしゃんと壊したかのようで痛ましい。
木彫美術館の裏にある孔雀の窓。地味な路地にこんなものがあるなんて!
どこも広場周辺にはルーフトップカフェが多い。トウマディー広場に戻り、見た目も可愛く眺めもよさそうなThe marcopolo restaurant に入る。
外の席はつもった埃がすごいけれど、眺めもよく、ケバブは美味しかった。
ラッシーはクリームチーズを攪拌したかというくらいクリーミーだった。
それにしてもトレッキングルックの西洋系の人が多い。日本人は1日一回遭遇する程度。
背後には山、空はすっきりと晴れ渡っている。
ホテルに帰ってからお土産もの探しに街をうろうろしたのたが、金物屋が可愛すぎて…金物屋の写真ばかりとってしまった。鍋やランプをぶら下げてるのかわいい。
コインの木と呼ばれるモニュメント。木に見えない…
歯痛を治す神様が祀られているため近辺には歯医者が多い。しかし看板に入れ歯のイラストがあったり、入れ歯が棚に雑然と並べられているのは奇妙な光景だ。
ネパール、マネキンが怖い。
イケメンだけど首に紐…
いままでは日が暮れたらホテルに戻っていたけれど、今日は少し散策した。最後の夕食は絆のカツ丼をテイクアウト。みそ汁を祭りの金魚みたいに渡されたので、コップで飲む…そしてエベレストビール!味は至って普通(変でも困る)。
この旅行でカトマンドゥ盆地にある7つの世界遺産のうち6つを巡れた。当初は映画ドクターストレンジの聖地を巡るつもりで、それ以外のことにはあまり興味がなかった。しかし街全体が映画の世界で十分満足したのはもちろんのこと、ヒマラヤ・エベレストを眺め可愛らしい街並みを思う存分散策でき、予想をはるかに上回る充実した旅となった。
地震の影響が随所に見られたので(観光には差し障りないが)一刻も早い復興を祈るばかりだ。余震に苦しめられたという彼らの気持ちは東日本大震災を経験したわたしもよくわかる。
遺跡が残り、宗教が根づき、観光に頼り、バイクと車の増えてきたというこの国が、今後どのように変化していくのか注目し続けていきたい。