ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

ネパール3日目-エベレストを見た!そしてドクターストレンジの聖地パタンへ-

5時過ぎに宿をでていざエベレストへ!空港からでている小型飛行機に乗ってヒマラヤ山脈を見に行く。

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フライトの時間が6:15と書いてあったのに、空港でカウンターに人もいないしどうしたらいいのかわからない。その時間を過ぎてようやく人が現れ、聞いてみると7時が最初のフライトだから待つようにと言われる。本当に乗れるのか著しく不安だ…待合室は寒いし。

時間になると、フライトナンバーが呼ばれ無事乗ることができた。

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朝日が美しい。

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すぐに山の連なりが見えてくる。

そしていよいよエベレスト!ここでターン。

フライトアテンダントさんが親切にひとりひとりに山々の名前を教えてくれた。

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こうして見ると普通に見えるけど、富士山だって雲の上に突き出るか出ないかくらいなのだからいかに高い山脈かがわかる。

降りるところで証明書をもらえた。

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一旦ホテルに戻り、朝食。これでまだ8時半。バイキング形式でネパール料理など色々楽しめる。とてもおいしい。

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出直してタクシーをチャーター、まずはボダナート(Boudhanath)へ。

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白く輝くストゥーパをホテルやお土産物屋の入った建物が囲んでいるのだが、この建物の可愛いこと!色味やデザインが日本では見られない独特のセンスだ。

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ディズニーランドっぽいけれど絶妙にオリエンタル。ストゥーパの石段に登ることができる。青空にはためく旗の連なりと白い半球が眩しい。

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その近くにあるパシュパティナート(Pashupatinath)は、全く雰囲気が異なる。

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ここはネパールのヒンドゥー教徒にとって、メッカのように一度は訪れなければならない場所だという。以下ガイドについてもらったため覚え書きも含まれる。

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寺院にはヒンドゥー教徒しか入れないが、その横を流れる川岸からはもうもうと煙が立っている。死者を燃やす葬儀を行っているためだ。

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死者を燃やすのは清めるためだという(だから生後数ヶ月の赤ん坊などは燃やさない)。かかる時間は3時間程度。死後9時間以内に焼くので煙が臭くないという。仏教徒の葬儀も行うがヒンドゥー教の場合女性は遠ざけられる。かつては旦那が亡くなった場合妻が共に死ななければならなかったけれど、現在では逆に一緒に自殺しようとするのを防ぐためらしい。

オレンジの服を着せ、化粧をし、献花する。

絶え間なく死体が運ばれ、燃やされていく。灰は川に掃かれる。燃やす仕事は身分が高くないとできないというのは驚きだ。

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対岸では葬儀を受け付ける人が座っている。

川の上流の火葬場のほうが王(今はない)政治家、下流に行くにつれ階級が下がる。この先はガンジス川

川岸には死を待つ人の家がある。

当初死体を燃やしていると聞いて少し怯えたが、実際はもっとポジティブなものだった。燃やす理由もそうだし、作業的に行われていることもある。とはいえ、遺族であろう人の泣き声が聞こえるとヒヤッとしてしまう。死に対する意識はひと、宗教によって様々だ。救われたいと願うひとが宗教にすがるのだから死後は明るいと説くはずだが、それでも人との離別は耐え難い痛みを伴う。

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女性器と男性器を象ったシヴァ神の象徴シヴァリンガ。先は北を向いている。ヒマラヤのある方角だ。出産などのおりに訪れるという。

ヒンドゥー教では女性は全く蔑視されないか、むしろ上だけれども、それとは別に教育等の面から職につけず女性の地位が向上しないという。

写真はチップがいるので撮らなかったのだが、鮮やかな顔をした修行者が座っている。顔に死者を焼いた灰をつけ、マリファナを吸っている。普段は自生しているものを取りにいくらしいが、年に一回シヴァの祭りでは売買が合法化される。

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この寺院はかつてのイスラム軍によってだいぶ破壊されてはいる。地震の影響も大きい。

徳を積むためにハトに餌付けするのはいいけど衛生面は考えたくない…あとフンと羽根。

ここからしばらく移動してパタン(Patan)へ。

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パタンのダルバール広場はとても美しかった。ただ地震の影響でどの建物も半壊か修理中だったので完全な姿が見られなかったことは残念。日本も援助していると看板に書いてあった。

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ドクターストレンジに使われている建物も工事中で同じ角度からの撮影は断念…!公式の画像と照らし合わせるとよくわかるのだが、上の画像の右の建物の裏に立つと、下の画像が背後にあって同じようになるのだ(わかりづらい説明…)パタン最初の写真のほうがわかるかな。

ガイドのキャッチがすごい。とりあえず断って昼食をとることにした。広場をつっきったところにあるcafe du templeのルーフトップへ。建物も可愛いし、屋上から広場を一望できて心地よい。(パタン最初の写真はここから撮った)チベット料理のモモとマサラティーを注文。

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一息ついてから広場に戻る。

鍋や調理器具のついた寺院。

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旧王宮の中は昨日同様落ち着いている。精巧な木彫りは見ていて飽きない。

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おそらくドクターストレンジの館や練習していた広場のイメージはここから持ってきたのだろう。回廊型で石畳の広場だ

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二階は美術展示スペースになっていた。

広場で唯一石造りの建物。

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そこから反対側のパタンの門まで歩いていく。日本人の経営するお土産物屋に寄ったり、子供が遊ぶのを眺めながらゆっくりと路地を歩く。

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カトマンズの道にはよく日陰スペース(パティ)がある。ストレンジの映画でも門前払いされた彼が座っていた。

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ここで昼寝をしているひとや話し込む女のひとをよく見る。

四角い池もよくある。

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パタン・ゲートを目指して歩いていく。道中にいくつか広場もある。落ち着ける公共スペースが多いのはゆったりしていて良いと思った。

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こんな顔の狛犬はいやだ

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どうしてGFの入り口がこんなに小さいんだろう!

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いくつか学校の前を通ったけど、どこも学生の名前顔写真点数成績が貼り出されてる…!これを見てネパールに生まれなくてよかったと思った…。

砂塵のせいか鼻水が出るようになった。マスクしてるんだけど、花粉症のようにズルズル止まらない…