カトマンドゥ2日目
時差が香港と約2時間、日本からもどんどん遠ざかっている。10時前に部屋を出て近くのベーカリーpumpernickel bakeryへ。香港ではないペストリー系がある…!値段はそこそこだが、東南アジア特有の緑が多く開放的で居心地のよいカフェ。
カトマンドゥ、ベーカリーカフェが多い。香港には全然ない…なぜ…
そこからホテルで明日のマウンテンフライトを予約し、いざ町歩きへ!
なぜフラッグが渡してあるのだろう。
道はとても狭く一車線な上に、端の方はコンクリや土が溝になっているので歩きづらい。やたら水も溜まっている。大通りはバイクとタクシーのホーンがうるさい!砂埃と排気ガスで空気が煙っている。
埃がすごく部屋に帰って見たらズボンのシワに溜まっていた。マスクは必須。
野良犬もとてもたくさんいる。しかも犬種が豊富で、コーギーやレトリバー、プードルのようなのまでいる。コルカタのように牛はいないので、犬のフンにだけ要注意。
街のエネルギーに圧倒され、ドキドキが止まらない。生命力を注入されすぎて自分が爆発してしまいそうだ。
声かけてくる人もいるが、スルー。こんなとき自分が屈強な男だったらなぁと思う。何にも臆することなくいられるのに。
ところでカトマンドゥの街並みはとっても可愛くて面白い!!GFは入り口の天井が低く、屈まないと入れない。建物はカラフルで、伝統的な風に彫り物がしてあるところもある。ほとんどの建物が3〜4階建で、二階は窓ではなく細かい木彫りのことも多い。一つの階の高さが低いので、セットに迷い込んだよう。
洋服や布、金物をみっちりぶらさげている店が多く目に楽しいが、それを楽しむ余裕もないくらい狭い道をバイクと車と人が行く。砂塵が舞う。電線はぐちゃぐちゃにまとめられ、伸びている。(これは香港でも見られないことはない。)
Dr.ストレンジが迷ってウロウロしてしまうのもわかる。そして裏道で…危険な目には合わないようにします。
マネキンは基本イケメン美女だけど、これは怖い。
ホテルのあるタメル地区のタメルチョークからくだって、タヒティチョーク、アサンチョーク、ダルバール広場へ。チョークのある場所は道の分岐点で、3又4又になっている。チョークは意外と小さい。
これは寺院。
全方位から全方位へ人とバイクが不規則に動くので混沌としている。信号は偉大で高度な文明だったのだなと気付いた。
ダルバール広場で入場料を払い見学。ここは世界遺産なのだ。ところでさっきから、ハトが異常に多い。どの屋根にも所狭しととまっては飛んでいる。
とりわけこの広場ではエサをまく女の人がいるので、とんでもないことになっている。鳥インフルエンザのことは考えたくない…ハトはヒンドゥー教で神に仕える鳥だから餌付けして徳を積むらしい。
昨年の地震のせいで倒壊した建物も多い。れんがや木彫りがあちらこちらに積まれている。
ここにあるジャガナート寺院は少しドクターストレンジっぽい。塔は五行を表し、特に風を示す赤い布はひらひらと揺れて青空に映える。横で歌を歌う女性の集団がいた。
旧王宮の中に入ると途端にすっと静かになる。
ここの木彫り窓は本当に見事だ。
細かすぎて写真には収められないのが歯がゆい。観光客とガイドのみで、ゆっくりと堪能できる空間だ。修復のための作業が行われていたが。
恐怖の神カーラ・バイラヴ。
クマリの館。女神クマリの化身として崇拝される少女が住むという。
入り口の獅子?狛犬?に胸があるのも面白い。木彫りの窓が凝っている。
宿の近くに戻って、日本料理店「絆」へ。
4ヶ月ぶりのすた丼がしみる…!
店があるのは表通りから少し入ったところなのだが、迷い込んだような路地と解放感の共存する、とても居心地のよい空間だった。
宿の屋上から街を展望できる。ソファもあってくつろげるルーフトップだ。
タクシーでルーフトップからも見えた、小高い丘にあるネパール最古の仏教寺院スワヤンブナート(Swayambhunath)へ向かう。参道は下から続いているが、わたしはほとんど頂上のあたりから階段を登った。
ブッダのこの顔も見慣れてきた。高校の世界史教師がこの顔のスタンプを持っていて、大学受験前に手帳に押してくれたのを思い出した。そのお陰で合格したかもと思うと急に信心深くなりそう。
ここから夕焼けの映えるカトマンドゥ盆地を一望するととても清々しい。
4階建程度のカラフルな建物がひたすらに続く街だ。
この寺院はmonkey templeとも呼ばれており、サルだらけ。
一生分の徳を積むべくマニ車を回しまくった。
カラフルにはためく旗、よく見ると全て文字がプリントされている。