ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

初めてのお馬

ホースレースに行ったことがないと話していたら、ルーミーが連れて行ってくれるという。銅鑼灣にあるハッピーバレーのレースは水曜に開かれる。日本と違い香港のホースレース、特にハッピーバレーは西洋系が多く、お酒を飲みながらのんびりするところなのだそう。ルーミーは二回とも完敗したのでもう賭けない…!と言っていた。

今日はルーミーの友達の誕生日ディナーがあるので、それに一緒に参加してから行かないかと言われた。以前も一回参加して楽しかったのでOKする。人数は多ければ多いほどいいよね!というスタンスは、気を使って選んだ本当に仲の良い人しかいない日本と正反対だ。バースデーガールが日本食が好き、ということで着いたお店はなんとカツのさぼてん!テンションが跳ね上がる。通されたスペースの内装は不思議だった。なぜ縄…?まるでアスレチックだ。

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初対面だらけの場所に行くなんて日本ならあり得なかったことだ。人と話す技術が上がったかどうかはわからないけれど、怖気付かず話し出せるようにはなったかな。

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4ヶ月ぶりに食べた卵とじのカツと白米はとんでもないおいしさだった…。肉を食べない人もエビフライを食べていた。野菜や海大豆料理も豊富な日本食はベジの人にも優しいという今更な発見。

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旺角住みの子がケーキ作ってきてくれた。

この一週間で皆帰国してしまうので最後の晩餐だね…と少ししんみり。長机だったので最後の晩餐(絵画)の再現をする。イエスにそっくりなロン毛天パもいたので盛り上がった!ある子が「facebookにアップしないで!クリスチャンのママに殺される!」と言っていたのに笑った。

そこから駅で皆お別れのハグ。一向はバースデーガールがピアスの穴を開けるのについて行った。私とルームメイトは銅鑼灣へ向かう。レースが始まるのはもっと早い時間だが遅くになると入場料無料なのだ。ただ今回はお別れに時間をとりすぎて、レース終わりの11時にほど近かった。

フィールドに着いても入口は駅から遠いところにあり、延々高い壁に沿って歩く。入場してわかったのだが、その壁は有料席の建物だった。オペラの壁席のような感じ。

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入場した瞬間空気がガラっと変わる。マカオで感じたのに近い底抜けの明るさとまばゆさに圧倒された。ギャンブル場の空気なのだろうか。

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席に座ろうかとしたところでレースが始まった!会場が歓声に包まれる。走っている馬は初めて見たのだが躍動する筋肉が美しかった。レースのうち目の前で見られるのは本当に一瞬で、あとはモニター越しに見るのみ。時間がなくて賭けられなかったので残念。

ビールのブースが銘柄ごとにあり、酔っ払いも多い。雰囲気を楽しんでいる人が半分以上だが、新聞を持ったガチ勢もそこそこいる。

帰りながらルーミーと様々な話をした。