ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

Lions rockがヘビーすぎた

香港はいまだ25℃くらいある。一旦寒くなったのは何だったのか!セーターをたくさん買ってしまったのに、Tシャツでいいなんて。

ルーミーが行っていたフォトジェニックスポット、Lions rockに行く。九龍を一望できる山頂にハイキング。最初に声をかけた友達J、同じフロアのダッチLと、Lの友達の四人、大圍へ向かう。道がわかりにくく迷いながらもなんとか入り口にたどり着く。11時頃で既に降りてくる人もいる。この頃はまだこの後の困難を知らず笑っていた…

山道は、ひたすらに階段の連続だった。日陰だっただけましだがそれでも暑い。いつまで経っても山頂に近づく気配もない。すれ違うひとが早晨!と挨拶してくれるのは、山登り特有の温かい空気で良い。高尾山すら登ったことないけど。

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中年のみなさんが登って降りてきているというのに、自分はもう既にヘトヘト……。私以外の皆身長が170近く、もしくはそれ以上あるので、160未満の私はリーチからして違いすぎる。階段によっては高さが50センチくらいあって、腿上げに必死。終わりのない階段と格闘すること1時間、まずはLions rockと別の山頂へ。巨大な岩がある!!どうしてこうなった!

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そこからLions rockへ、山を横に移動。ここはそれほど厳しくない。山頂まであと0.5キロという表示にたどり着く。周りには子供や老人もたくさんいる。こんなにハードなのになぜみんなピンピンしているんだ…暑さでヘロヘロだが、もう少しのようなので力を振り絞る。ジムのワークをもっと真面目にしておけばよかったと思ったり。フィンランド(?)出身の友達が、日本語で言う気合い根性みたいな励まし言葉、シースー!を教えてくれたのでみんなでシースーシースー言っていた。私は寿司がチラついて落ち着かなかった。

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0.5キロの表示の後は、本当に地獄だった。頂上かと思ったらまだ、ということが3,4回続く。登る道はもはや岩場で、手を使わないと上がれないこともしばしば。数メートルおきに休憩しないと息切れがとまらない。

そしてようやく、本当の頂上へ!二つ頂上がある。まずは片方へ。

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九龍が一望できるそこはたくさんのひとが岩に座って写真撮影していた。視界にあるどのビルよりも上へ自分の脚で登ってきたと思うと感慨深い。遠くには海も見える。背面は森で送電線が長く長く延びている。

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景色を見た瞬間、これまでの疲労はすっかり無きものとなった。ただ、おー、と声をあげることしかできない。宙に浮いているようだ。有名な写真スポットは、写真でみるほど危険ではないが脚は宙ぶらりん、眼下は緑でもこもこした崖。

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反対側の頂上にも登り、各々スナチャやインスタにいそしむ。

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さて、ここからがまた大変だった。下りのほうが筋肉を使うなどと言うが、本当に脚がプルプルガクガク。岩場は及び腰でのろのろ、その後の小刻みな階段はほとんど話す余裕もなく集中して黙々と下りた。来たのと違う道で降りたので、ミニバスに乗って九龍塘駅横の又一城(フェスティバルウォーク)というモールでペッパーランチ。疲れたら肉と米だ。

屋内スケートリンクがあった。

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電車に乗ってから、自分たち一行だけ半袖なことに気づく。

帰宅してシャワーを浴びると久々の爽快感。そのままお昼寝…小学生に戻ったみたい。