来客をおもてなしです!
授業もそこそこに空港へ!日本から人がくるのだ。日本では空港なんて滅多にいかない特別な場所だったけれども、バスで安くひょいと行けるうえにこの二ヶ月で既に4回使っているので特別感が薄くなってきた。沙田の翠華で念願の菠羅包を買う。
大きいし皮がサクサクしてて、これはかなりの高得点!翠華はチェーン店だからと甘く見ていたけれど、とても良かった。(翠華は空港にもあるのでそこでもテイクアウトできる!)
空港までの景色は相変わらずとてもよい。
空港の第二ターミナルに香港で一番大きいIMAXシアターがあるので、そこでドクターストレンジの2回目を鑑賞。劇場のまわりは薄暗くがらんとしていて、エイジオブウルトロンのアイアンスーツやアメコミ関連オモチャが所在なさげに展示されている。飛行機の仕組み、みたいな展示もあるが、座席の変遷展示におじさんが座っている以外に人はいない。もっと劇場の存在をプッシュすればいいのに…空港の地図を見てもわかりにくい場所にある。
シアターは客席が半円形になっており、画面の大きさのわりに近く感じない。お客さんは我々の他に3組程度。
2回目のストレンジも相変わらずよかった。IMAX3Dで2回なんて贅沢しばらくできない。個人的には隠れテーマが人体という宇宙って思ったけど(アントマンにあったミクロ世界に近い)、まだ他の人の感想があまり出ていないので何とも言えない。
エアポートエクスプレスを初めて使った。100ドル近くした、高すぎる!バスは25ドルくらい。座席の向きが固定なので空港から香港駅方面へは背中で向かっていく。とはいえ快適ではあった。眺めはそんなによくないけど…
香港駅直結のミシュラン店、添好運へ。庶民価格なので安心して頼める。
まずはこの店といえば!チャーシュー入りメロンパン。サクっフワっトロっと三拍子揃って文句なしのおいしさ。
続いてわたしのお気に入り鳥足。見た目のグロさと裏腹にプルプル脂が多くて美味。
そして腸粉。ここの生地はぺったりタイプだ。パクチーの香りがする。正直、腸粉はランドマークで食べた高級ディムサムの、おそらくオリジナルアレンジを加えたものがおいしすぎて、ほかがどれもフニャフニャでしまりのないものに思えてしまう。
そしておこわ。中の米と肉の量が多くて驚いたが、タレがもち米によく染みている。
これだけ食べてお腹いっぱいになっても1人80ドル弱なのでお得すぎる。
重たい腹を抱えつつフェリーの埠頭へ移動。夜のフェリーは最高に楽しい。座るのは進行方向向かって右側。香港の夜景は横長なので、尖沙咀からだと一枚の写真に収めるのは難しいが、フェリーからなら角度がついてたくさんの建物を収められる。
光のショーの20分前だったのだが、既に尖沙咀の海沿いは人でごった返している。以前見て知っているのだが、このショーはしょぼい。イルカショーみたいな絶妙にチープでレトロな音楽と共に、ビルがチラチラ点滅したりたまにレーザービームを出すが、迫力もないし盛り上がりに欠ける。今時もっとうまくやれそうなのに、謎だ。
ショーが終われば人がだいぶはけるので、ゆっくり写真撮影したり、語らったりできた。誕生日プレゼントに日本の廃墟写真集をもらってニヤニヤした。
そこから旺角に移動して女人街を見る。
今となってはこの人の多さも雑多な様子も慣れてしまい、平日だと人が少ないと思うくらいだったが、日本からくると日本にない騒々しさと人々のエネルギーを感じるようだ。
指摘されたのは深夜までおばさんが街中に多いこと。確かに、おばさん集団が11時近くなっても路上にいるひとの6割以上を占めている。店や駅で働くのもおばさんだ。香港は家が狭いから外に出たがるとは聞いていたが…おじさんはどうしているのだろう。
沙田のホテルを取ったというけれど、地図を見てみたら川の対岸、沙田圍のほうだった。でも歩いて15分程度なので行ってみる。大学からいつも見ているこの川、渡るのは初めて。高層マンションが連なっているけれど圧迫感はあまりなくて、心地よかった。