オーシャンパーク探訪&ミシュラン雲吞麵
日本では考えられないことだが、香港人は皆香港ディズニーランドを馬鹿にしている。そしてだいたいみな同じ反応をする。「ハハッ、ディズニー行ったんだ(笑)しょぼいでしょ。それよりオーシャンパーク行きなよ」
そんなに愛されるオーシャンパークって何なんだ、と思っていた折、前日23時にマカオを計画した友人にまたもや突然誘い出された。翌日午前中までに提出のプレゼンも手つかずのままチケットを購入。
チケットは公式サイトでないところで少し安く売っているほか、セブンイレブンでも(割引で?)買える。バス乗り場でも売っているので最悪そこでも買える。値段は300ドルちょい、4500円程度か。ネットで攻略を下調べし、朝8時大學駅集合で金鐘(アドミラルティ)へ。駅前からバスがどんどんでているので、座って15分程度でパーク入口につく。
入口には前衛的なオブジェがあり、10時開園のはずがどんどん奥に入っている。乗り物自体の操業が10時なだけで並ぶのは自由らしい。
オーシャンパークは、遊園地と水族館と自然公園の融合したような施設だ。入口近くの下山と、そこからケーブルカーまたは列車に乗って2山越えた先にある上山に分かれていて、下山には大きな水族館とパンダ園、オールド香港と呼ばれる古い町並みを再現した道などがある。上山にはジェットコースターなどのアトラクションがたくさんあるほか、イルカショーやサメ館、ペンギン館やクラゲ館がある。また10月はハロウィンの特設アトラクションが5つ以上あり、お化け屋敷やゴーストバスターズコラボのアトラクションが所狭しと並んでいる。コスプレしてるひとは客では一組しか見なかったが、顔に色々描いている人はそこそこいた。
攻略で見たとおり、まずはケーブルカーに乗って上山へ移動。
山にかかっているけれどすぐ隣は海なのでとても爽快だ。
4レーン、たくさんのケーブルカーがぽこぽこと流れていくさまは近未来的な印象だ。ケーブルカーから叫んでいる若者もいる。
ふた山越すと、見晴らしの良い山頂へ!まずは水の流れにボートで流れるアトラクション、富士急でいうナガシマスカ。日本なら、動物とかの口から水がプシュッと噴き出してキャッてなるところだが、ここはひたすらシャワーから水がダバダバ出っぱなし。本当に水をかけるためだけにできたアトラクションという感じで、こちらも黙々と水浴びをこなしていく。アトラクション近くには極彩色の鳥がいたり、動物園みたいでもある。
次は狂気に満ちたピエロが印象的なhair raiserへ。
これは本当に楽しい!海に囲まれているのはもちろんのこと、3回ループに、落ちながら捻りなどもあり、コースも長いので満喫できた。
ほかにもジェットコースターが4つくらいあり、簡単にループしてくる。そして景色がとても良いので、ジェットコースターが得意なひとはそちらを楽しめるだろう。
山の裏側は工事していたが、まだ拡張されるのだろうか…
園内の食事はとても高い。軽食が40ドルで普通に食べるとなると100いくのが当たり前だ。持ち込みするのが正解だろう。ディズニーではないのにディズニーネズミの耳をしているひとが結構いた。またどのアトラクションも乗る前に写真を撮られる。ジェットコースターは横二人ずつで全席撮るのだ。
イルカショーは劇形式なのが面白い。
そして最初に海にゴミを捨てないでアピールをお兄さんとアシカがするのだ。このパーク設立には自然保護啓発の意図もあったようで、ほかの水族館関連施設にも絶滅から守るためにゴミを捨てないとか、漁制限を守ろう、みたいなことが書いてあった。
↑サメ館の池
クラゲ館、よい
展示方法も面白い。
列車で山を降り、(ディズニーシーの海底2万マイルみたい!スチームパンク調)
パンダを眺め、
趣向をこらした金魚の展示を見ていたらすっかり夕方。
人気アトラクションは30〜60分待たねばならない。
夜になると一気に雰囲気もよくなり、人も増えて活気づく。
オールド香港のハリボテ感もよい。それでいてフィッシュボール一本18ドルとかとるけど。
夕食には中環のミシュラン獲得ワンタン麺のお店「沾好記」へ!
8時頃だったが並ばずに入れた。メニューもシンプル、ワンタン、牛肉、フィッシュボールから1つまたは2つ選ぶだけだ。
わたしはワンタンとフィッシュボールにした。器は直径15センチあるかどうかのちいさいものだが、溢れんばかりに具が乗っている。
フィッシュボールは直径6センチくらいあり、かじるのも一苦労だ。ワンタン、中のエビがプリップリで、練り物のエビの風味が香り立つ。麺は極細の春雨のよう。スープが面白い。飲んだ瞬間はダシや海鮮の香りがするのに、すぐそれが消えて甘みが残る。不思議な味で何度も飲んでしまった。さっぱりしていてシメにちょうどいい感じ。