ポンコツ香港雑記

2016年9月から香港中文大学に交換留学している大学生の日記

文字文字お堅いデー

昨日香港では四年に一度の立法会選挙があった。政府に親和的な親中派、民主主義を目指す民主派、そして独立をも主張する本土派(自決派)が存在し、重要な議案を否決できる1/3議席を非親和的2派が確保できるか注目されていた。投票率は58%で過去最高だそう。

結果は民主派が議席を維持したのに加え、初めて本土派が議席を獲得し、1/3を批判的勢力が維持することとなった。香港では一昨年学生デモが話題となったが、その学生団体の幹部が史上最年少の23歳で当選したのをはじめ、議員の若返りがおきているそうだ。駅の出口では若者が支持議員のビラを配ったり、広告を持っていたりする。

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↑3年前旅行で来たとき撮った。レゴのよう

雨がひどいので寮の食堂はほぼ満席。パイナップルパンココナッツフィリング入りを食べた。フィリングなしの素朴な甘みが好きかも。

初授業は広東語。105分授業で途中休憩がはいるからちょうどよかった。英語で広東語を学ぶって奇妙な感じだ。自分の頭の中で、単語の意味を英語でとるべきか日本語にすべきか混乱する。漢字を見ると日本語脳になるけど、説明は英語だしピンインもあるからわざわざ日本語を持ち出すとツールが増えて厄介、みたいな…だから早く文字列を見て日本語や英語を介さず直接わかるようになりたい。

ウェルカムディナーで隣だったスウェーデン院生と偶然授業が同じだった!

雨に授業始めもあいまってバスは大混雑。

商工会の説明ミーティングのため香港大にお邪魔した!乗換が3回もあって絶妙に行きづらい…40分はかかる。

香港大はめっちゃかっこいい!駅を出るなり暖かい間接照明の廊下と、一面ガラス張りの建物、そして細長いビルの向こうに橋が見える。中文の落ち着いた山は好きだけど、都会的なキャンパスを今まで経験したことがないので羨ましい気持ちもある。

夕食は16人で円卓を囲んだけど、座るポジションを気にしなくていい円卓文化はとても良い。向かいのひととも話せるし!商工会のメンバーはまだ会って2回目なのに、なぜだかとても居心地がいい。解散する時「着いたらちゃんと連絡して!」と言って、わたしが帰宅するより前に「寮着いた?」って送ってくるママみたいな香港人もいて優しいのだ。

そして、昨夏とある1日企業体験的なものに参加したんだけど、それに参加していてわたしがいたのを覚えているという子が!40人程度しかいないイベントの場を二人が共有していたというのも驚きだけど、話してもいないのに覚えられていたことも驚きだ。

そういえば、香港は10ドル札以外は銀行によってデザインが違うらしい。確かに。